※動画にある、裏地が黒色のウェアなど特にこういったコーティング,ラミネート裏地に適合。

基本的にシームテープは厚生地には厚いテープを使用し、薄生地には薄いテープを使用します。メンブレンテープは、3レイヤー生地にも貼り付け自体は可能ですが、3レイヤー生地には 【トリコットかシフォンかエラスティックシームテープ(3レイヤー生地の中でも素材に合わせてテープ種類をお選びください。)】を使用、薄くわずかな弾力があるメンブレンシームテープは2レイヤー生地にご使用いただくのが適しています。

メンブレン意味 (膜)

※生地,テープが薄く弾力があるので、アイロンを強く当てすぎないようにしてください。接着時伸びて、冷えて固まった際、テープが収縮して反る場合があります。

加工する部分の汚れをきれいに落とし、よく乾燥させてください。

生地をアイロン台の上に広げ、縫い目と生地の合わせ目を覆うようにテープを乗せてください。

シームテープの上にハンカチなどの薄手の布を当て、アイロンはドライ設定、低中温程(10～18秒目安)テープ先端のみを仮留め固定してから熱圧着すると、真っ直ぐ接着し易くなります。テープがずれないよう、アイロンで押さえてください。

2レイヤー生地は非常に薄い為、テープ仮留めの際など、ハンカチを重ねて厚くし、中温12秒ほどでテスト接着を行ってください。アイロンの当てすぎは生地を傷める原因になります。

テープの角を丸く切ると剥がれにくくなります。

テープの先端を仮留め固定すると真っすぐ接着しやすくなります。

アイロンの温度​​​​​​​
化繊：低温(約)120度 ​​​​​​​
綿：低温(約)160度 ​​​​​​​

シームテープの接着の具合を見ながら、温度と時間の調整を行ってください。※温度の上げすぎは生地への負担になります。

シームテープがしっかりついている事を確認しながら作業を繰り返してください。熱圧着後、冷める時に接着が強まります。

接着完了

生地やシームテープに直にアイロンが当たらないようにしてください。生地が焼けたり、シームテープが溶ける可能性があります。

2レイヤー生地テープとも非常に薄い為、接着剤が硬化した際、縮む力でテープが若干反る場合があります。

撥水加工されたウエア表面や、シリコン系などの撥水剤、潤滑剤を塗布した生地には接着することができません。虫除けスプレー後の生地に接着できない場合があります。インク刺繍部分はアイロンがけを避けてください。

PE（ポリエチレン）製クロスへの加工は避けてください。熱により生地が溶けるなどの可能性があります。(レジャーシート、ブルーシートなど)

ウエアの水洗い乾燥後、テープの反り、又はテープが剥がれる場合があります。

テープの巻き取り工程上、つなぎ目が出る場合があります。ご了承ください。

熱圧着後、少し時間を置き熱が冷めたあとでも、一旦接着したように見えてテープが剥がれる場合、アイロンの温度が低く接着できていなかった可能性があります。しっかり接着するとテープの脇から糊がはみ出ます。当て布ハンカチの厚さや、圧着力、それぞれ作業環境が違う為、時間温度調整等をよろしくお願いいたします。

★2レイヤー レインウェア （メンブレンシームテープ,2.5レイヤーシームテープ適合）
撥水加工を施した表地に、防水コーティング(PU/PVCコーティング)を施した防水裏生地を貼り2層にしたもの。生地内側には、着用時のベタつきを防ぐためメッシュが縫い合わされている場合があります。(雨合羽裏のような)

★2.5レイヤー レインウェア （2.5レイヤーシームテープ適合）
2レイヤーの生地内側に縫い合わされているメッシュの代わりに、凹凸の六角形模様などのラミネートプリントが施され、コンパクトになり、ベタつきが少なくなるのが特徴。

★3レイヤー レインウェア （トリコットシームテープ、シフォンシームテープ、エラスティックシームテープ適合）
防水透湿素材を表地と裏地で挟んで貼り付けられているもの。メッシュも不要でベタつきも抑えられ、優れた耐久性、高機能で着心地も快適となります。